歯科口腔外科・インプラント
歯科口腔外科
親知らずの抜歯
通常、成人の永久歯は28本とされていますが、さらに親知らずと呼ばれる歯が一番奥に1本ずつ、合計4本生えることがあります。(全ての人に必ず生えるわけではなく4人に1人はこれらの歯が全く生えてこないとされています)
親知らずは斜めに傾いて生えたり、歯茎に埋まるケースがよくあります。正常な位置に生えないと、歯磨きなどのケアが適切に行えず、むし歯や歯周病のリスクが高まります。健康な歯に悪影響を及ぼす場合は、親知らずの抜歯が必要です。当医院では口腔外科において深い専門知識と経験のある医師が担当するため、患者さまに安心して抜歯治療を受けていただけます。
抜歯
むし歯や歯周病が重度に進行し、歯を残すことが不可能になった場合、または歯列矯正のため歯を抜く必要がある場合、抜歯を行います。当院では、可能な限り歯を保存する治療方針ですが、それでも歯を残すことが難しい場合は抜歯をさせていただくことがあります。
インプラント
歯を失った場合、従来の対応策として入れ歯やブリッジがありましたが、昨今ではインプラントが広く採用されています。インプラントは、チタン製の人工歯根を顎骨に固定し、その上に人工歯を取り付けることで、自然な歯と同等の機能性と見た目を得ることができます。この方法は、周囲の健康な歯を削る必要がなく、残存率も高い治療法です。
特にインプラントは他の治療法よりも安定性と快適さが優れています。これは、インプラントが顎骨に直接固定されているためです。インプラントは硬い食べ物を噛んだ際、不快感がほとんどなく自然な歯と同様の機能を発揮します。
このような症状でお悩みの方にインプラント治療はおすすめです
- 抜け落ちた歯が気になっている方
- 入れ歯やブリッジでは、満足に噛むことが難しい方
- 入れ歯の違和感にお悩みの方
- 部分入れ歯の金属の留め具が目立つのが嫌な方
- 健康な歯を削らない治療を希望する方
- 自分の歯と同じような感覚で噛みたいと思っている方
- 義歯を原因とする口臭に困っている方
インプラント治療の適応条件
インプラント治療を受けるためには特定の条件が満たされる必要があります。重要なのは、インプラントを支える歯槽骨が十分な健康状態にあることです。歯槽骨が不足している場合、骨造成というプロセスで骨量を増やすことが求められます。これには、骨移植、骨再生誘導、上顎洞底挙上などの技術が利用されます。その他、神経との位置関係や歯周病の状態も確認する必要があります。
また、インプラントは外科手術のため、全身の健康状態が良好であることが望まれます。心疾患や糖尿病などの持病がある場合、手術に制限が生じることがあります。
治療後は、定期的な歯科医院でのメインテナンスと日々の念入りな歯磨きが重要です。これらのケアを怠ると、インプラント歯周炎を引き起こし、インプラントを支える骨が侵され支えられなくなることがあります。
インプラントのメリット/デメリット
メリット
- 周囲の歯に影響を与えない
- 残っている歯に負担がかからない
- 天然歯と同様の咬合力がある
- 見た目が自然で審美性に優れている
デメリット
- 自由診療のため治療費が高額
- 手術が必要であり、完了までに時間がかかる
- 持病や、歯周病があると治療できない場合がある